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生活保護問題議員研修会in神戸

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2015/ 08/ 21
                 
現在、港町神戸です。
といっても移動して神戸に来ただけで研修会の会場へ直行です。

今日は第7回生活保護問題議員研修会の一日目。
神戸駅から近い神戸市産業振興センター ハーバーホール
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始まる前に、うまかしゅうさん・河村博司さんによるミニライブがあった。
軽妙な演奏と心地よい歌声だが、ケースワーカーの経験から生まれた歌詞は心を打つ。
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講演の最初は、住宅政策の専門家、神戸大学大学院教授の平山洋介さん
今後、日本が直面する高齢化の中で住宅政策は非常に重要になる。
低所得者への住宅政策に舵取りをする最後のチャンスに差し掛かっているのではないか。とのこと
確かに、これまでの日本の住宅政策は中流層が結婚して持ち家をもつことを大前提としていたがこれからは違う。
日本の年金制度自体が高齢者には住居費がかからないことを大前提としているというのだから、
民間の借家の高齢者が増えれば生活が破たんする高齢者が大量に出現する。
さ~どうする?自治体。
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講演の2番目は元都の職員。児童相談所などを経験して厚労省の児童福祉専門官も務めた川松亮さんによる「子供の貧困対策をすすめるために」
民間でなければできない支援もある。であれば、その民間の支援をどうサポートしていくのか。
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特別報告①は生活保護支援法律家ネットワークについて。
生きるための制度としての生活保護を利用する方法もわからない人が支援に結びつくために活動している。

②は「当事者の声を聞く」。淡々と語られているのだが、あまりに壮絶な体験談だった。
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日本でも今や60ほどあるのでは?といわれる薬物依存症者相互援助団体ダルク。
木津川ダルク代表であり当事者の加藤さんと、職員の金銅さんがお二人で壇上に上がられたのだが、紹介されなければどちらが当事者なのか全く不明。

お話のあと、パワーポイントのスクリーンには、少し古ぼけた、正座する少年の写真が映し出された。

加藤さんの「これがダルクにつながった頃の私です」との言葉と、写真の少年の幼い可愛らしさをどう理解したらよいのかわからず混乱してしばし思考がフリーズしてしまう。

こんなに幼い少年が薬物依存・・・
複雑な家庭環境の背景を少しずつ語ってくれるのだが複合的な問題が多く含まれていて愕然とする。
単に経済的問題が解決されるだけでなく、薬物依存症からの回復、人とつながる手段としても生活保護制度が大きな役割を果たしたことがわかった。
「自己責任」との言葉を使う人はまったくわかっていないのだなぁとつくづく思った。