船橋市議会議員(市民ネットワーク・ふなばし代理人)のブログです。

# 三宅桂子の『言いすぎちゃったらごめんなさい』

# 千葉県生実学校・乳児院

千葉県がいかに貧困なのかを視察してきた。

千葉県生実学校は児童福祉法第44条による「児童自立支援施設」です。
いわゆる不良行為のある児童、家庭環境その他の理由により生活指導を要する児童に必要な指導、自立を支援をする施設で、昔は「感化院」とか「少年教護院」とか呼ばれていました。
感化院として設立された明治42年から現在の場所で「千葉県生実学校」として誕生したそうですから歴史は古いですよ~。
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古いのは歴史だけではなく建物も古い!
体育館の床がハゲハゲ・・・なんだか悲しいなぁ
近くには幕張に移転してしまって今は使っていない、きれいな衛生短大の体育館があるそうで・・同じ県立なのに、あーだこーだとハードルを設けて使い勝手を悪くする行政。
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不良行為、非行なんて聞くとどんなに悪い子が入所しているのかと思ってしまいますが、みんなごく普通のかわいい子です。
医師の所見によるとほとんどの子に障がい、又は被虐待による困難を抱えていることが見られるそうです。
被虐待児もその親に障がいがある場合も少なくないので、ごく稀な例を除けば、ほぼ全てが障がいに起因すると言っても過言ではありません。

男の子の寮を見せてもらいました。
今日は暑かったので、みんなプールでガンガン泳いでいました。
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居室は現在はゆったりと2人一部屋か3人一部屋。
他人との関係の難しい子が多いので部屋がゆったりしていればトラブルも少なくなります。
必要最低限の物を持ち込んで規則正しい生活を身につけます。
入所時には食事、睡眠の適切な習慣がなく、昼夜逆転している子が多いので入所後に体重が増える子が多いそうです。
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自立支援ですから「退所した後の相談や援助も行うように」と法律で定められているんですよ。
退所後の援助をするためには退所に向けた訓練が必要になってきますよね。

きちんと自立生活へ移行する訓練が必要な子のための施設は・・・ありません。
敷地内に土地はあるのに、木造の平屋でいいのにありません。
周辺の都県にはあるのに千葉県だけありません。
恥ずかしいでしょ?森田健作知事さん

現場の先生方は本当に子ども達に熱い思いを持っておられ、
お話しを聞いていて「そうそう」とうなずくことばかりでした。

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次に千葉県の乳児院へ移動
こ・・・これも古い。一応コンクリートなのだが古い。
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私と同年代の人だったら「なんだか懐かしい」気がするこの古さ。
冬はとんでもなく寒いそうです。
でしょうね。納得します。
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赤ちゃんを沐浴させる沐浴室。タイルですからね。
なんだか冷たそうだなぁ・・・
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ここは食事室。
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居室。
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子どもたちは他の部屋で保育士さんに遊んでもらっていた。
職員の方々は本当に一生懸命尽くしているのに
この古い施設がなんとも冷たくて悲しくなった。

で、県は何を考えているかと言うと
「民間の施設も増えてきているから廃止しちゃおっか♪」なんだそうです。
「民にできることは民に」との呪いの呪文で
若い労働力が使い捨てられている。
恐ろしい世の中になったもんだ。

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実は民間の施設よりも育てにくい子が入所してきている現実があるわけで
受け入れ先がなくて病院から入院を頼まれてきた子もいるんですよね。
都内だと病院が乳児院を併設していて、健康上の問題を抱えた子を病院併設の乳児院で受け入れていたりするそうなのですが、これもまた千葉県には無い。
無いけどやめようとしている。

入院の費用は保護者が負担能力に応じて負担・・・というものの、ほぼ生活保護か市民税非課税世帯とのことではないですか。
入院の理由に多い「虐待」と言っても、育て方がわからないためのネグレクトだったりするのですから・・・あれ?生実学校と同じ問題の匂いがしますよね。

これらの問題の根っこについて、行政の上の方の人がきちんと理解して、将来的な展望を持って事業運営しなければ!

生産性のない部分だと切り捨てないで、「社会参加させて少しでも納税できるように育てていく」考えがないと
福祉だから与えていれば良いだろうなんて思っている人間は、もうそれだけでアウト。

# プロフィール

三宅桂子

Author:三宅桂子
*一男三女の母 。

*発達障がいの子(社会人)あり。

*別居ながら約5年間両親の介護を経験。

*千葉県認定 養育里親

*現在は夫と実子2人+養育里子との生活

*モットーは
「天賦の才能は人それぞれ」
「できることをやる」

※船橋市議会会派「市民共生の会」
※議会運営委員会委員
※健康福祉委員会委員
※広報委員会委員
※予算決算健康福祉分科会委員
※予算決算委員会理事会理事

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