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野の花の家

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2013/ 07/ 17
                 
3年ほど前、里親になるための泊まり込み実習をさせていただいた木更津の社会福祉法人一粒会 児童養護施設「野の花の家」。
まさか再び視察させてもらう日が来るとは想像もしていなかったが
県議の視察に、
市民ネットワーク「子どもの貧困プロジェクト」メンバーとして同行しました。

施設長の砥上さんより施設の概要、生活している子ども達の状況、子どもたちが抱えている困難、施設養護の困難についてなど詳しくお話を伺いました。

養護施設では、障がいを抱えている子どもが年々増えており、H24年1月1日調査で、17施設平均の障がいのある子どもは42%。今はもっと増えているそうです。

中には預かっている子どもの77%に障がいがある施設もあり、児童養護施設なのか障がい児施設なのかわからなくなっている実態があるとのことでした。
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二階からホールを見下ろしたところ・・・懐かしい
子どもたちは学校へ行っている時間ですが、学校に適応できなくなってきている子が一人ピアノを弾いていました。
子ども一人一人が抱える困難は単純なものではありません。
一般家庭の子どもでも大変な時期があるのですから、さらに難しいのは当たりまえ。
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以前はこの食堂でみんな集まって食事をしていました。
大舎制の施設はこんな感じ・・・でしたが、この食堂、今は食事には使っていません。
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家庭的な雰囲気を体験できるようにと昨年、改装をして集合的な建物の中に小舎方式を取り入れています。
繋がっている大きな建物の中に3つのユニットがあり、ユニットごとにリビング、寝室、トイレ、お風呂、などがあります。
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調理場で、下ごしらえした料理を調理して配膳することも自分たちでできるようになっていました。
大事、大事。
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キッチンの手前には二つ並んだ洗面台。
以前は学校の廊下にあるような味気ないステンレスの流しでした。
各ユニットの子ども達の年齢構成は縦割りなので大きな子は小さな子の面倒を見ているかな?
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外に出て他の施設も見せていただく。
かわいい列車の横の建物は1階が学童保育「紙ひこうき」、2階は児童家庭支援センター「ファミリーセンター ヴィオラ」
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少し下っていくと、きれいな一戸建ての家がありました。
以前は地域小規模児童養護施設は花崎理事長の生家である「花咲の家」しかなかったのですが、篤志家の方々の寄付により「育み」も建設されたそうです。
子どもたちが成長するように家も成長しているのがスゴイ。
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新しい家はもちろん素晴らしいけれど、箱があれば人が育つわけではなく、
そこでは子どもたちが自立に向け、逆境からスタートの生活を毎日送っているわけです。
その育ちに関わる十分な人々、その身体そのものを作る食物、などなど、などなど!かかる経費を考えると行政の支援の不十分さにため息。。。
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少しだけお部屋をのぞかせてもらいました。ごめんなさい。
思春期の女の子たちの部屋の入り口には「ノックをして、返事をしたら開けてください。(でもなるべく開けないでね)」などの張り紙。そうだよね、いくら家でも一人の時間は欲しいよね。
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見上げた天井の梁の美しさ。
子どもたちが共に育ったこの家を、良い思い出として記憶できますようにと祈る気持ちでした。
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行政の支援は『手がかかるだろう』と言う意味で6歳未満の子どもには加算があるそうですが、
本当に本当に!!!子育てをなんにもわかっていない人の発想でウンザリ!です。

人はね、思春期と言う強烈な自分との格闘時期を、他人を傷つけ、激しく傷つきながら乗り越えて、一人前になるんですよ。

素直で親の言うことをよく聞き、反抗期もろくになかったような、公務員さんのような人間ばかりではない!と言うことから学んでいただきたい!
あ、公務員は今も反抗することを許されていないのか・・・・