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市川児童相談所視察

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2012/ 08/ 09
                 
同期の議員と市川児童相談所の視察に行きました。
これまで同僚議員の企画に乗せてもらってばかりだったので、今回は私が幹事の企画!

市川児童相談所は浦安、市川、鎌ヶ谷、船橋の4市を管轄する県の施設です。
息子の療育手帳の判定や養育里親の登録をする際の所長面談などでは何度も訪れたことがありますが、面談室と待合室程度しか知らないので、内部を見せていただいたのは本当に参考になりました。

一時保護されている子どもたちもいるので生活している棟は見学できないだろうと思っていたのですが、顔を合わせることがないように配慮していただきながら居室まで見学させてもらうことができました。

船橋市は中核市なので児童相談所を設置する義務はありませんが、
それにしても、中核市では最大の都市であり
市川児童相談所で保護している子どもの半数近くが船橋市の子どもであることを考えると、もういい加減に市が単独で設置することを考えなければならない時期に来ていると思います。
実際、人口規模は船橋より小さくても北陸の金沢市、神奈川県横須賀市などは独自に設置しています。
(耳が痛いでしょ、船橋市! 市長~聞こえてますかぁ~!)

実際、保護が必要な子どもの2割も措置できていない状況があり、危険があると判断されながら8割以上の子どもたちは家庭で様子を見られているのが実情だそうです。
里親の研修では保護が必要な子の1割程度しか保護されていないとも聞いてます。

子どもたちは親が自分を虐待しているとは思いませんからね。
充分に世話をしてもらえなかったり、叩かれたり、人格を傷つけられるようなことを言われたり、中には性的虐待を受けていても自分が悪いのだ、これが当たり前なんだと思っています。
子どもにとって自分の家庭が一般的な家庭と違っていると気づくのはとても難しいでしょう
知らないのですから。

社会的な関わりを増やすことでしか良い方向に向かうことはできないと思うのですが
行政にその最も重要な『関わる人手』が足りないのは根本的な大大大問題だと思っています。

市と相談所の実務者会議が3か月に1回程度、1回の会議で100件を越えるケースを扱わなければならないのでは、背後に様々な要因が複合的に絡んでいる問題を解決に導くのは誰がどう考えても困難でしょう。
何の問題もないように見える家庭にも虐待が起こることを考えると、さらに問題の根は深く時間がかかることは必至です。
時間がかかっている間に状況が悪くなることは十分に考えられます。

児童相談所で生活する子どもたちは以前の生活より安心で安全な場所に保護されているし、職員の方々の努力もあって、廊下の掲示物などに生き生きとした笑顔を見せている写真もみられましたが
一時保護であるはずの子どもの、相談所から先の行き場がなく、相談所内で1年近くも生活するような子どももいることは非常に大きな問題です。

子どもたちはあくまでも緊急避難の一時保護ですから学校にも通えません。
就学年齢になっても小学校に入学することができない子もいます。

あの幸せで華やかで、親も子も緊張と感動でドキドキする小学校の入学式を体験せず、学校を知らないで生きている子どもがいると考えただけで胸がしめつけられるように苦しくなります。

少なくとも安定して生活できる養護施設を増やすこと!
家庭の姿を体験できる里親家庭を増やすこと!と同時に
不幸にして我が子を虐待してしまう状況に陥らせないために複雑な問題を抱える親も支援する体制が早急に必要だと痛感しました。

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県内の相談所の中では最も新しい(築7年)市川相談所前で
つまがり議員、中原議員、松橋議員と。
もっとみんなシュッとしたイケメンなのに太目に写ってますな。
(と言っておこう)
jisousisatu_convert_20120809002155[1]